バキマイストーリー

自分の人生を振り返りながら、苦しかった事、辛かった事、嬉しかった事と向き合って綴って行きたいです。

スポットの恩人達。

思い返すと僕も多くの人に助けられて来たとは思う。

思い出せる範囲で書いていこうと思う。

1.隣人のお姉さん。

僕は721号室に住んでいた。その隣の722号に住むお姉さんは、どんな顔だったかはもう覚えていないけれど、とても胸がデカくて妖艶な雰囲気だったのを覚えている。

UR住宅に1人で住んでいるくらいだから割と良い仕事には就いていたのだろうと思う。

彼女と初めて会ったのは小学3〜4年生頃だろうか?僕は鍵っ子だったのだが、首から下げた鍵を良く無くして家に入れない事がよくあった。(当時はケータイがまだ無かった

そこで玄関の前で待ちぼうけしていると、隣のお姉さんが帰って来て僕を横切らずに声をかけて来てくれた『お家に入れないの?』うん、と僕が頷くとお姉さんの家に招き入れてくれた。

似た様な間取りなのにお姉さんの部屋はとてもシンプルでオシャレで大きな水槽に熱帯魚や水草がとても綺麗なのを覚えている。

なにをして過ごしたのかは全然覚えていないが、ご飯を食べさせて貰った記憶がある。

それから多々お世話になり、うちの母とも仲良くなり、お姉さんが鍵を忘れた時など母がベランダからお姉さんの部屋に侵入して扉を開けた事もあったし、お姉さんも母の真似をしてくれる様になった。

とても優しいお姉さんだったけど、ある日引っ越して行ってしまって泣いたのを覚えてる。

2.宗教の叔母さん

母がある時クリスチャンからとある新興宗教にハマっていた時期があった。

母もきっと不安だったんだろう。俺もよく日曜日に山奥の寺院に連れて行かれたもんだ、

その宗教の教え親の叔母さんがいつも優しくしてくれたのを覚えている。(お金の為なのかも知れないけど)僕にはお金のやり取りを当時見ていないから何とも言えないけど、

中学の頃だと思う、母に少しゲイじゃないかと疑われた事があって凄く喧嘩になった。俺はゲイを隠す為、確か酷く母を責めた記憶がある、母は泣いてしまいパニックを起こし死のうとした。それを止める為に、叔母さんに電話して直ぐに飛んできてくれた叔母さんが母をなだめてくれたのだ。

その後、彼女は俺にいった。

『綺麗な花を見て綺麗だと思う事は普通の事』と、

その言葉がその先どれだけ俺の孤独なゲイ人生を救ってくれた事か、

でも、暫くして母はまたクリスチャンに戻り叔母さんとの関係は終わったようだった。

 

他に大人でいたかなぁ?ちょっと思い出せないけど書いて行くうちに思い出したら書こうと思う。