バキマイストーリー

自分の人生を振り返りながら、苦しかった事、辛かった事、嬉しかった事と向き合って綴って行きたいです。

初恋は友愛?孤独な世界。

僕は気が付くと好きになる対象が男になっていった。

基本的には大人の人に憧れを抱いていたけれど、そんな気持ちを伝えられる訳もなく、その中でも珍しく同級生を好き?になる事が度々あった。

それが今も友人である斉藤だ。(斎藤には未だに打ち明けた事はないし、今振り返るとリーダー格の1人である彼に嫌われないよう好かれたいだけだったと思う。

斎藤は背が小さく肌が白くて目は一重で何処となくクールなのだが頭も賢かった。(後に大人になって彼はメンサ会員になる。

MENSA(メンサ)とは、1946年にイギリスで創設された、全人口の内上位2%のIQ(知能指数)の持ち主であれば、誰でも入れる国際グループです。 メンサは、世界100ヶ国以上、10万人以上の会員を持つ国際的グループです。

【メンサのサイトから引用】

俺が、そんな斎藤を好きだと知っていたのは海堂だけだった。俺はプラトニックに斎藤と自転車の2ケツで俺が運転したりとか、そう言うじゃれあいが好きだったんだ。

それは決して恋とかではないんだと思う。深い友愛?の様な気もする。

俺が求めているのはやはり父親の様な存在なのだから、そのピースがハマる事は無かったのだろう。

なぜそんな斎藤を友愛し続けられたのかと言うと彼は女気が全く無かった。

俺はどんなに相手を気になっていても、浮いた話があると気持ちが耐えられなくなり自分から離れて行く、特に不倫や浮気とかは絶対に許せなかった。

何故なら前の家族を捨てた義父の事や、俺と母を捨てたアメリカ人の父の事を思いから不倫や浮気をしている人を見ると自分の心の傷がフラッシュバックされるのが耐えられなかった。

この時の僕は未だ彼等を赦す事が出来なかったんだ。

斎藤にはそれがなかった、だから安心して絡んで行く事が俺には出来たんだ。

彼女や好きな人がいる人はいずれ俺を見なくなる、自分に関心を向けられなくなる事が寂しかったんだと思う。

だからよく女子に嫉妬していた。

その時はよく分からない自分の感情に振り回されて女子をからかったり時には叩いてしまう事もあった。

僕は男性を好きになるのに、男子達は女子を好きになる。

そこに寂しさと、自分は他とは違うんじゃないか?と言う孤独感が益々自分を苦しめ学校では問題ばかり起こしていた。

特に女子達のスカートめくりを繰り返していて先生からも授業中に問題として取り上げられて次やったら、お前もスカートを履いて来いと言われ恐ろしくて、もうやってはいけないと思ったものだ。(スカートをめくった方々にはお詫びを申し上げます🙇)

それと未だに心に残っているのが、女子グループのボス格である今田さんを叩いて泣かせてしまった事だ、クラス中の女子に囲まれて「今田さんに謝って!」と皆に責められて俺が泣いてしまうと言う事があった。この一件から、もう女子は無闇に叩いては行けないと学んだ気がする。(今田さんあの時は本当にごめんなさい🙏)

加害の話はさておき、

海堂は僕の事を性処理としてしか見ていないので、僕が男性を好きになる事に全然理解を示そうとはしなかった。

けど僕はそれに腹を立てる事もなく、ただ聞いて貰えるだけでもその時は救われていたのかも知れない。

この気持ちを親にも誰にも相談出来る人が居なかったのだから、僕の中で何が起きていて何故?周りとズレてしまっているのか、全く分からずお手上げだった。

そして5年生になり大きな事件が起きた。

次回、憤怒と解離